こんばんは、新崎匡崇です。
いつも「しゃぶ匡」を気にかけてくださり、誠にありがとうございます。
本日は、大切なご報告がございます。
新レストラン「OkuMasa」の近況
まずは、「しゃぶ匡」を一時休業してまでスタートした「OkuMasa」について。
「OkuMasa」は、2023年夏頃に国頭村奥間で始めたレストランです。
しゃぶしゃぶという鍋料理だけでは活かしきれなかった【やんばる島食材】を、ヨーロッパ料理に仕立て提供しています。
・数多くの島野菜を使った前菜やスープ
・アグー豚のシャルキュトリー
・もとぶ牛を使った煮込み料理やパスタ
・やんばる若鶏のステーキ
店舗企画段階から新たに島食材の研究をすすめ、お客様の声も、今ではしゃぶ匡に及ぶほどのものとなってくれました。
またOkuMasaでは、「島食材のエキスパートを育む」ことも一つの目的としています。
単に「これを、この通りに作って」というような型にはめる方法ではなく、「できるだけ、当人が作りたいものを、作りたいように作る」ことをサポートしながら、素材と調理を自ら考えながら一つの料理に仕立て、学びを深めてまいりました。
少し時間がかかっておりますが、ただ既存のレシピやデザインから料理をつくるだけの作業者ではなく、「素材から食材本位の新しい料理を創り、レシピ化できる料理人」を育めていると思っております。
今は二人体制で、まだまだ歩み始めたばかりのお店ですが、これから国頭村を盛り上げていけるよう力を尽くします。
何かと不行き届きの面もあろうかと存じますが、どうぞご支援ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
本部町Compassとの今後の関わり方について
COFFEE SENTI(コーヒー センティ)・Warung Rempah(ワルン ルンパ)のある本部町のCompass。
Compassは、大好きな町で起業したい若者を支援するプロジェクトです。
私はCompassの物件取得段階より、相談役として「お困りごとの解決」をサポートしてまいりました。
相談役という役割上、公平性を保つため、つかず離れずの関係を保つことを意識して3年の時を過ごしてまいりました。
今ではエアロプレスを使った抽出の日本一を決める大会の開催場として選ばれるなど、若い世代の活躍には目を細くする思いです。
また独自の道を模索するメンバーや県外進出を目指すメンバーが出てきており、彼らの益々の活躍に期待してます。
ですが、この3年の間に後悔したり、自分の力不足を嘆いたりするような出来事も数多くありました。
どうやったとしても、どうにもならなかったことかもしれませんが、今の立ち位置では、やはりどうにもならない。
今は、もう少し現場のメンバーの力になれるように、Compassとの関わり方を変えていきたいと考えております。
私のことは今後の状況次第となりますが、ファンの皆様にも、よりお喜び頂けるような施設に成長していってもらいたいと思います。
しゃぶ匡の今後
さて、一時休業中の「しゃぶ匡」の今後について。
新たな旅の仲間と共に、「2024年 ShabuMasa営業再開」を目指して活動しております。
しゃぶ匡は、料理人冥利に尽きる店でした。
一日、数組のゲストが訪れ、多くは大切な人々と過ごして、コロナ禍において心からの団欒に深く幸せを感じる。
毎日、心からの”ありがとう”を受けとり、心から”ありがとうございます”を返す。
そういう店は、なくしてはならないはず。
– 少し前の匡崇について
ただ現時点で、私がOkuMasaを離れることは難しいです。
また、現状のまま進んだとしても、しゃぶ匡再開の目処をつけることができません。
一人で複数店を営業することは、物理的に無理。
けれど、自分を含め、多くの人々の思いが集まるしゃぶ匡を、今やめることはできない。
かといって、自分や仲間の進化を止めることは、自分の心が許さない。
私は、私一人の冥利よりも、仲間や地域にとって本当に良いといえる連鎖をつくり、育んでいきたいのです。
しゃぶ匡は多店舗展開を目指し、新たな可能性を追求します。
しゃぶ匡は、世界中、どこでも通用する、一つの幸せのカタチだと考えております。
どの地域においても、その地域食材の良さを徹底して追求し、お店を訪れるお客様に感動をもってお届けする。
まずは、いつもの本部町で、新たな一歩を。
看板猫のデモニも、その日を心待ちにしています。
具体的な話は、まだまだこれからですが、皆様にとってより良い形での再開に努めて参ります。
今後とも変わらぬご愛顧のほど、切にお願い申し上げます。